● MetComの垂直測位技術を利用し、GPSから得られる水平位置情報との組合せにより、屋内で活動する消防隊員が携行する端末の三次元位置を把握できるようにする。
● 隊員が自分自身の位置を知ることができるようにするだけでなく、指令本部で複数隊員の位置を確認できるようにする
NewsRelease
垂直測位技術を活用して、消防隊員の屋内位置把握に関する実証実験を浜松市にて実施
2025.02.07
MetComは、浜松市実証実験サポート事業において、「垂直測位技術を活用した消防隊員の屋内三次元位置把握」を実施しました。
活動中の消防隊員の位置を、指令本部にてリアルタイムに、三次元で把握できる仕組みを提供するもので、スマートフォンと、IoT端末にてそれぞれ測位を実施し、いずれのデバイスにおいても、屋内にて垂直位置を正確に取得できることを確認しました。
(実証実験には株式会社ゼネテックの協力をいただきました。)
活動中の消防隊員の位置を、指令本部にてリアルタイムに、三次元で把握できる仕組みを提供するもので、スマートフォンと、IoT端末にてそれぞれ測位を実施し、いずれのデバイスにおいても、屋内にて垂直位置を正確に取得できることを確認しました。
(実証実験には株式会社ゼネテックの協力をいただきました。)
消防現場における課題・背景
要救助者の安全確保のみならず、救急隊員の安全確保や的確な位置把握が重要課題。
救助活動に従事する消防隊員の安全性の確保という観点で、屋内における隊員の行動を把握することが現状困難であり(特に垂直位置)、不測の事態が発生した際、隊員の位置を瞬時に把握することができない。また、現場指揮では危険情報等の正確な場所を把握することができない。
救助活動に従事する消防隊員の安全性の確保という観点で、屋内における隊員の行動を把握することが現状困難であり(特に垂直位置)、不測の事態が発生した際、隊員の位置を瞬時に把握することができない。また、現場指揮では危険情報等の正確な場所を把握することができない。
課題解決手法と垂直測位サービス概要
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課題解決手法
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MetComの垂直測位サービス【Pinnacle】概要
スマートフォンやIoTデバイスの気圧センサー情報を基に、屋内外において高度を高精度に測位するサービスです。
特徴
・気圧分析により2-3mの精度で地上高を測定
・サービスエリア内であれば建物にセンサー類不要
特徴
・気圧分析により2-3mの精度で地上高を測定
・サービスエリア内であれば建物にセンサー類不要
実証実験結果
スマートフォンおよび、非IoT端末を持ち、建物内を移動。事前に移動経路をシナリオとして設定しておき、実際の移動時の高さと比較した。
※制作協力:株式会社ゼネテック
<画像①②参照>
シナリオと実際の移動履歴(高さ)を比較すると、ほぼシナリオ通りに実際の高さが推移していることがわかった。Pinnacleを利用することで、高い精度で垂直測位ができることが確認できた。
<画像③参照>
建物にセンサー類を設置することなく、垂直測位ができることで、いつどこで発生するかわからない火災の現場において、隊員の位置を把握することに有効であることが確認できた。
※制作協力:株式会社ゼネテック
<画像①②参照>
シナリオと実際の移動履歴(高さ)を比較すると、ほぼシナリオ通りに実際の高さが推移していることがわかった。Pinnacleを利用することで、高い精度で垂直測位ができることが確認できた。
<画像③参照>
建物にセンサー類を設置することなく、垂直測位ができることで、いつどこで発生するかわからない火災の現場において、隊員の位置を把握することに有効であることが確認できた。
①スマートフォン画面および管理画面
②管理画面上の移動履歴
③シナリオと実測(高さ)の比較
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関係会員
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MetCom, Inc.
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株式会社ゼネテック
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浜松市
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