プログラム
開催報告
【開催レポート】Future Awards 2026|現場視察#2「資源化センター(仙台市内)」
2026.09.03
仙台BOSAI-TECHが主催する「Future Awards 2026」の自治体提供課題をより深く理解する場として、2026年8月6日に資源物選別施設における現場視察会を開催しました。
当日は、課題解決に意欲を持つ企業を中心に多様な参加者が集まり、実際の選別現場を見学しました。自治体担当者が直面している現場の課題感や、本プログラムで求める技術の方向性を知ることで、自社ソリューションの可能性を探る貴重な機会となりました。
当日は、課題解決に意欲を持つ企業を中心に多様な参加者が集まり、実際の選別現場を見学しました。自治体担当者が直面している現場の課題感や、本プログラムで求める技術の方向性を知ることで、自社ソリューションの可能性を探る貴重な機会となりました。
≪ 実施概要 ≫
● イントロダクション
● 現場視察
― ペットボトル選別
― 缶・びん選別
― バッテリー・スプレー缶処理
● 質疑応答
● イントロダクション
● 現場視察
― ペットボトル選別
― 缶・びん選別
― バッテリー・スプレー缶処理
● 質疑応答
イントロダクション:資源循環の現状と課題
はじめに、仙台市環境局の担当者から「資源循環の高度化に向けた缶・びん・ペットボトル等のAI選別技術」という課題について説明が行われました。
仙台市では、気候変動対策やリサイクル推進のため、缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等の資源物を指定の回収箱(黄色いボックス)で一括回収し、2か所の資源化センターで選別を行っています。しかし、これらの選別作業の大部分は手作業に依存しており、将来的な人口減少に伴う労働力の確保が大きな課題となっています。現状、自動化されているのはスチール缶の磁力選別のみにとどまっています。
こうした背景から、今年度のFuture Awardsでは、AIや最新のセンサー技術を活用し、缶・びん・ペットボトルの高度な自動選別(容器内部の残液の有無やびんの色判別など)を可能にするソリューションの構築を目指すことが共有されました。
仙台市では、気候変動対策やリサイクル推進のため、缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等の資源物を指定の回収箱(黄色いボックス)で一括回収し、2か所の資源化センターで選別を行っています。しかし、これらの選別作業の大部分は手作業に依存しており、将来的な人口減少に伴う労働力の確保が大きな課題となっています。現状、自動化されているのはスチール缶の磁力選別のみにとどまっています。
こうした背景から、今年度のFuture Awardsでは、AIや最新のセンサー技術を活用し、缶・びん・ペットボトルの高度な自動選別(容器内部の残液の有無やびんの色判別など)を可能にするソリューションの構築を目指すことが共有されました。
ペットボトル選別:初期選別と人員体制の状況
イントロダクションの後、現場視察の最初の工程として、黄色いボックスで回収された資源物からペットボトルを取り出す選別作業を見学しました。
ベルトコンベア上には様々な資源物が混在して流れており、作業員の方々がその中から素早くペットボトルだけを手作業で選び出していきます。選別されたペットボトルは決まった大きさに圧縮・ブロック化され、リサイクル業者へ引き渡されます。
多様な混在物から大量のペットボトルを仕分ける作業や異物除去において、手作業での選別に多くの人員を要している現場の状況を実感し、初期選別における負担の大きさを確認する時間となりました。
ベルトコンベア上には様々な資源物が混在して流れており、作業員の方々がその中から素早くペットボトルだけを手作業で選び出していきます。選別されたペットボトルは決まった大きさに圧縮・ブロック化され、リサイクル業者へ引き渡されます。
多様な混在物から大量のペットボトルを仕分ける作業や異物除去において、手作業での選別に多くの人員を要している現場の状況を実感し、初期選別における負担の大きさを確認する時間となりました。
缶・びんの選別:熟練の技術と感覚に依存する判別作業
続いて、ペットボトル回収後のラインで実施されている缶・びんの選別工程を視察しました。
磁力選別機によってスチール缶が自動回収された後の工程では、「びんの色別(無色・茶色・その他)」の仕分けや「中身(残液)の有無」の確認など、機械化が難しい高度な作業が行われています。
特に無色びんの選別では、一見無色に見えてもうっすら色がついているものがあり、その見極めには熟練作業員の経験が必要となっている実態が説明されました。また、中身の見えにくいアルミ缶の残液確認では、作業員の方々が手で振って重さや音を確認しながら一つひとつ判別していました。現場が作業員の方々の感覚や経験値に頼り、丁寧な手作業の運用でカバーしている現状を把握する時間となりました。
磁力選別機によってスチール缶が自動回収された後の工程では、「びんの色別(無色・茶色・その他)」の仕分けや「中身(残液)の有無」の確認など、機械化が難しい高度な作業が行われています。
特に無色びんの選別では、一見無色に見えてもうっすら色がついているものがあり、その見極めには熟練作業員の経験が必要となっている実態が説明されました。また、中身の見えにくいアルミ缶の残液確認では、作業員の方々が手で振って重さや音を確認しながら一つひとつ判別していました。現場が作業員の方々の感覚や経験値に頼り、丁寧な手作業の運用でカバーしている現状を把握する時間となりました。
バッテリー・スプレー缶処理:安全な処理に向けた目視と手作業
さらに、回収された資源物の中に混入している廃乾電池類やスプレー缶の専用処理場を見学しました。
近年急増しているリチウムイオン電池は、バッテリーの膨らみの有無等によって処理方法が変わるため、こちらも目視や手作業による丁寧な判断が必要とされています。また、スプレー缶は専用の機械でガス抜きと裁断処理を行いますが、中身が残っているものや発泡性のあるものは機械処理にかけると事故や故障などのトラブルに繋がってしまうため、手作業で取り除く必要があります。
安全に処理を進めるためにも、製品の状態に応じた目視での確認や手選別が行われている現場の実状を把握する機会となりました。
近年急増しているリチウムイオン電池は、バッテリーの膨らみの有無等によって処理方法が変わるため、こちらも目視や手作業による丁寧な判断が必要とされています。また、スプレー缶は専用の機械でガス抜きと裁断処理を行いますが、中身が残っているものや発泡性のあるものは機械処理にかけると事故や故障などのトラブルに繋がってしまうため、手作業で取り除く必要があります。
安全に処理を進めるためにも、製品の状態に応じた目視での確認や手選別が行われている現場の実状を把握する機会となりました。
質疑応答:現場を見たからこそ生まれた具体的な問い
視察後の質疑応答では、選別現場の現状を見たことで生まれた具体的な質問が参加者から相次ぎ、終了時間まで活発なやりとりが続きました。
「現在、具体的にどの選別工程が最もボトルネックになっているのか」「求められているのは処理速度の向上か、それとも選別精度の向上か」「実際のソリューション導入における現場の運用イメージ」など、現場の解像度が高まったからこそ生じる踏み込んだやりとりが行われました。
参加者は実際の提案に向けて担当者の説明を熱心にメモし、他社の質問にも耳を傾けながら、自社技術の適用可能性について思索を深めている様子がうかがえました。
「現在、具体的にどの選別工程が最もボトルネックになっているのか」「求められているのは処理速度の向上か、それとも選別精度の向上か」「実際のソリューション導入における現場の運用イメージ」など、現場の解像度が高まったからこそ生じる踏み込んだやりとりが行われました。
参加者は実際の提案に向けて担当者の説明を熱心にメモし、他社の質問にも耳を傾けながら、自社技術の適用可能性について思索を深めている様子がうかがえました。
以上、8月6日に開催しました Future Awards 2026|現場視察#2「資源化センター(仙台市内)」のご紹介となります。
仙台BOSAI-TECHでは、今後も防災・減災等に関する各種プログラムを開催してまいります。ニュースレターでは、最新のイベント情報や取り組みをご案内しておりますので、ご興味のある方は、こちらよりご登録ください。
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