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事例|試作開発

性格タイプ診断プログラムを活用した若年層の防災行動への誘導【株式会社エー・アール・シー/パーソナライズド防災研究所】

2024.03.25
  • 株式会社エー・アール・シー
  • Consumer Software
  • Gamification
  • Demonstration Experiment Support Program
実証実験/試作開発支援プログラム において、
株式会社エー・アール・シー/パーソナライズド防災研究所 が、「性格タイプ診断」という気軽なインターフェースを入口とし、
防災への関心・関与度が低いと言われている若年層に対して、防災意識の向上と日頃の防災行動の促進を図る検証を行いました。
1.背景と課題
【課題】
防災低関心層(主に若年層)の意識向上と日頃の防災行動の促進

【解決方法】
「性格タイプ診断」という気軽なインターフェースを入口とし、各タイプに応じた備え方の提案を通じて、防災行動のきっかけづくりを図る=防災スイッチを入れる。
2.実証実験の実施内容
【開発】
パーソナライズド防災研究所が有するパーソナリティタイプ診断のアルゴリズムおよび各タイプの防災意識・行動等の基礎データをもとに、それらをWebベースの「診断&アドバイス」サービスとして構築。

【検証】
アクセス解析、当該サービスへの内でのWebアンケート、ワークショップ型のイベントを通じて、サービス利用者の評価や改善提案等の収集・分析を実施。
3.実証実験結果
●性格のタイプ分けの納得性、防災面での強み・弱み、おすすめの防災アクションについては概ね好評価を得られた。
●防災意識や身近さの向上において、性格診断というフレームの活用は有効に機能。
●性格に応じたコンテンツの適合性だけでなく、せいかくぼうさいを体験すること自体が、ひとつの防災スイッチとなりうる。
●一方で、リンククリック率の低さなど、コンテンツやUIの改善が必要な点も存在。
●実際には取り組めてはいなくても、若者も防災について気になっており、アイデアも持っている。性格アプローチによって、若者の防災への関与度を高めることは可能。
4.今後の展開
●検証過程で出た改善点への対応
●ターゲット特化、エリア特化など、より自分ごと化しやすくするためのカスタム版の検討
●より具体行動への動線の強化に比重を置いた「Action促進版」の検討(タイアップ等)
●せいかくぼうさいを活用したワークショップ自体のサービス化

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