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事例|実証実験

災害情報把握と地域連携に関する検証【株式会社アップリーチ】

2024.03.19
  • 株式会社アップリーチ
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  • BOSAI-TECH Business Creation Program
仙台BOSAI-TECH事業創出プログラム Future Awards 2023において、
株式会社アップリーチが、スマホアプリを活用して、市役所と町内会役員で双方向の情報伝達や、町内会内での情報共有を行うための検証を行いました。
1.背景と課題
<解決を目指す課題>
災害時、自治体と町内会間でスムーズかつ効果的に情報を伝達できるよう、デジタルデバイスに不慣れでも利用可能なソリューションが必要

<課題の解決方法>
スマホアプリ「地域で安否確認・見守りアプリ Metell LIFE –ミテルライフ-」を活用して、市役所と町内会役員で双方向の情報伝達、町内会内での情報共有を行う。
2.実証実験の実施内容
多賀城市役所の大会議室において市内31町内会の役員の方々、56名にご協力いただき、災害時を想定した実証実験を行った。

<災害時を想定した検証項目>
1、市役所から全住民へ安否確認を送信し、町内会ごとの安否状況確認
2、市役所と町内会役員が相互の情報伝達が 可能かを確認
3、町内会役員から市役所への被害状況報告
 損壊現場の写真を送信できるかを確認

終了時、アンケートを記入していただき、システムの改善点を発見する。
3.実証実験結果
・アンケート結果からミテルライフは多賀城市での災害時連携ツールとして緊急時支援と町内会役員業務の支援に肯定的評価を得ている。しかし、スマホに不慣れなユーザーに対する使いやすさ、町内会内のコミュニケーション強化に関する課題が明らかになった。これらの点をアプリ機能の改善と町内会内の共助、この両面で対応すれば、アプリはより多くのユーザーにとって有用なツールになる可能性があることが分かった。
4.今後の展開
・直感的なユーザーインタフェースの改善、操作方法と災害訓練を含む教育プログラムの提供、住民間及び町内会役員とのコミュニケーションを促進する機能の強化、ユーザーからのフィードバックを基にした継続的な機能改善、そして町内会との連携を深めることを通じて、アプリを多賀城市の災害時連携ツールとしての価値を高め、広範囲のユーザーに受け入れられるようにすることで、多賀城市におけるミテルライフの展開を目指す。

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