事例|実証実験
ドローンを活用した港湾設備等の遠隔点検・監視
2022.03.15
実証実験サポートプログラム2021年度第2期において、
丸紅株式会社が、港湾設備等の継続的な維持管理・緊急時点検・巡視における課題解決を目指し、ドローンを中心とした新技術を用いた実証実験を行いました。
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丸紅株式会社が、港湾設備等の継続的な維持管理・緊急時点検・巡視における課題解決を目指し、ドローンを中心とした新技術を用いた実証実験を行いました。
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1.背景と課題
近年、自然災害の激甚化へのレジリエンスの強化がより一層求められる一方、少子高齢化を背景とした点検作業員の人員不足・高度経済成長期に整備されたインフラ設備の老朽化の急速な進展への対応が課題となっている。
仙台塩釜港の仙台港区には、公共岸壁・荷役施設等に加えて、民間企業の保有する荷役機械・石油タンク等貯蔵施設が設置されている。これらの設備は、大地震・津波・高潮・強風等の自然災害の影響を受けやすい立地・環境にあるため、継続的な維持管理・機動的な緊急時点検・巡視の実施が求められる。
そこで、ドローンを中心とした新技術を用い、公共・民間の港湾周辺設備の点検・巡視業務の高度化に活かすことで、仙台港における産業活動の維持・発展および防災機能の強化を目指すべく、本事業を計画した。
仙台塩釜港の仙台港区には、公共岸壁・荷役施設等に加えて、民間企業の保有する荷役機械・石油タンク等貯蔵施設が設置されている。これらの設備は、大地震・津波・高潮・強風等の自然災害の影響を受けやすい立地・環境にあるため、継続的な維持管理・機動的な緊急時点検・巡視の実施が求められる。
そこで、ドローンを中心とした新技術を用い、公共・民間の港湾周辺設備の点検・巡視業務の高度化に活かすことで、仙台港における産業活動の維持・発展および防災機能の強化を目指すべく、本事業を計画した。
2.実証実験の実施内容
ドローンで撮影した以下のデータを遠隔地事務所にリアルタイムデータ伝送し、内容を確認する。
①広域災害時の自動車事故現場
②港湾道路上のクラック
①広域災害時の自動車事故現場
②港湾道路上のクラック
3.実証実験結果
① 港湾道路上の対象物・状況の確認
② 遠隔地へのリアルタイムデータ伝送
③ 運航管理システムによる飛行情報の管理
② 遠隔地へのリアルタイムデータ伝送
③ 運航管理システムによる飛行情報の管理
4.今後の展開
防災課題に対応するために新たなテクノロジーや企業を融合させ、防災関連事業の創出や社会実装に取り組んでいる仙台市にて、地区全体のレジリエンスの強化に向けた取り組みを引き続き検討したい。
民間企業のニーズを整理の上、公共団体/民間企業の防災・点検業務を同一のドローン運行管理システムによって操縦、管理することを目指す。
安全かつ確実なドローン管理体制を構築するため、Bosai Techプログラムでの実証機械等を活用しながらドローン技術の発展を推進する。
民間企業のニーズを整理の上、公共団体/民間企業の防災・点検業務を同一のドローン運行管理システムによって操縦、管理することを目指す。
安全かつ確実なドローン管理体制を構築するため、Bosai Techプログラムでの実証機械等を活用しながらドローン技術の発展を推進する。
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関係会員
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丸紅株式会社
日本